【要約】エミン・ユルマズ氏による「インフレとの闘いはいつおわるのか?2023年上期の世界経済と株式市場」

米経済と米株の見通し

  • 景気先行指数は17ヶ月連続でマイナス
  • 実質GDPも前年同期比で下落
  • 過去のリセッション局面と似ている
  • 雇用と消費が強いのは、一致指数だから
  • 過去40年で最も高い水準
  • 債券投資家は目先景気が悪化すると見ており、長期債を購入することで長期金利が下がっている
  • 債券利回り5%、株の利率1.69%なのに、株から債券に資金シフトしていない
  • 理由は、債券の利回りがいずれ低くなるだろうと考えているから
  • S&P500の直近の上昇は、インフレが頭打ちしたという見方を示す
  • FRBのフロントランニングをしている
  • NASDAQは昨年から、200DMAを下回ることが多い
  • まだ調整相場の中の反発ラリーであるとみている
  • 高値16000の半値8000くらいまで調整するのではないか

日本経済と日本株の見通し

  • 景気先行指数はここ最近下がっている
  • OECD景気先行指数についても、日本は直近下げている
  • 半導体市況はこの先悪化する
  • 半導体は今年の秋くらいまでちょっとずつ悪化していく可能性
  • 製造業、自動車業界はまだ悪くならない
  • 株式の買い場は来年の春くらいか?
  • 昨年は26000-28500くらいのレンジで動いており、今はまだボックス内
  • 今はボックスのトップにいて、あまり居心地のよい場所ではない
  • 今年の夏までに日本のインフレは5%を超える可能性が高い

インフレとの闘いはいつまで続くのか?

  • 米CPIは下がっているものの、再燃する可能性が出てきた
  • 前回PCEは強く、この結果はCPIに当然現れてくるはず
  • インフレが高止まりする可能性が出てきた
  • インフレ期待が上昇に転じたのは、株高だから
  • フィナンシャルコンディションは、利上げ開始時の水準まで戻ってきている
  • 過去のインフレ討伐時は3回の山ができた
  • 1970年代に近いのは、ウクライナ戦争
  • 銅価格とインフレはシンクロする
  • 原油価格は下げ止まった
  • 金利は6%くらいまで上げないといけない
  • 引き締めが長期化することはまだ織り込んでいない

為替の見通し

  • インフレの再燃懸念で流れが変わり、200DMAの上に
  • 140円くらいが上限ではないか
  • 日本が引き締めに走った場合は、急速な円高に進む可能性あり
  • 米10年債利回りとドル円はシンクロしている

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