歯を抜いたら予想以上のダメージで土曜日は死んでいました。日曜日も法事でまったく勉強できず、疲れて帰ってきてこの時間です。さて、第1問の設問2ってちゃんと書けている人、意外と多くないんじゃないかなって話です。
令和5年度
売上高営業利益率が悪化。原因は顧客の志向の変化に対応した他メーカーの新製品投入で競争激化し売上減少する一方、人件費の削減を行わず、基礎研究費用がかさんでいるため。
- 「1つを取り上げ」→どの指標を取り上げたのか明記
- 悪化した原因→分母と分子の2つの側面で書く。売上高営業利益率なら、売上とコスト(売上原価+販管費)、固定資産回転率なら売上と固定資産。
令和4年度
従業員あたりの生産性に劣る。要因として、事業多角化により多くの従業員を必要とする一方、人件費や固定資産への投資が付加価値の創出につながっていないことである。
- 「劣っている点」→どの指標を取り上げたのか明記
- 要因、問題→分母と分子の2つの側面で書く。労働生産性なら付加価値額÷従業員数=資本装備率×資本生産性(人件費)。付加価値額については営業利益+人件費+減価償却費+地代家賃+租税公課なので、最初の3つの要素は言及したい。
令和3年度
特徴は、地元密着経営で固定客が多いため、商品の販売速度が速く、効率性は高い。課題は、人件費削減による収益性改善や、借入金返済・内部留保蓄積による安全性向上である。
- 財務的特徴→課題・問題点を書かない。○の指標を書く。
- 課題→元は問題点なのだが、それを課題っぽい表現にする。×の指標を書く。
令和2年度
顧客の評判が高いため棚卸資産の販売速度が速く効率性は高いが、顧客対応の費用負担や借入・利息負担が重く収益性、安全性は低い。
- 財政状態および経営成績→すべての指標をまんべんなく指摘。
令和1年度
受注増加で投資効率は改善。一方、建材価格や配送コストの増大、在庫増により収益性と安全性が悪化している。
- 財政状態および経営成績→すべての指標をまんべんなく指摘。
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