私が2次試験に落ちた理由は何だったのかについて考え、今年の2次試験に向けた対応策を検討しました。
事例企業と向き合っていない
目の前にお客様がいて「さあ、助言しなさい」と指示されているのに、私はお客様のことを真剣に考えず、試験的なテクニックに終始していたのではないか、と思います。実際のコンサルの現場でそんなことやってたら一発で信用をなくすでしょう。そういうことをやっていたんだな、と改めて反省しました。そういうつもりではなかったにせよ、解答欄を埋めればいい(助言っぽいことをたくさん言っておけばいい)という気持ちがどこかにあって、それが慢心につながっていたのかなと思います。
また、なんとなく受験予備校のカリキュラムをこなしていれば合格できるだろうというナメた気持ちもあったように思います。受け身な姿勢で受講していたために、自分から能動的に考えたり行動したりすることが少なかったように思います。
過去問の取り組み方が間違っていた
過去問にどう取り組んでいたかと言うと、過去問15年分について、各予備校の解答を参考にしながら、自分なりのベスト答案は作成していました。ただ、そのベスト答案は私が本番で書ける代物ではなかったということと、その解答に到達するための作業プロセスを確立できていなかった、ということが言えます。
ゆっくり時間をかけて考えれば書ける、という解答を目標にすること自体が間違っています。本番は極度のプレッシャーの中、80分という短い時間の中で解答を作り上げます。そんなときに、各予備校の優れた講師が考え出した素晴らしい答案など書けるはずがないし、そもそもそんな100点満点を目指すような答案を作る必要もない。
必要なのは、ジャスト70点を取れる答案です。80点以上は必要ない。30点分を捨ててよいから、安定した作業プロセスで、安定して70点を取れる解答を作成することこそ重要視すべきです。
じゃあどうする?
7月いっぱいまで、自力で過去問を分析してみようと思います(少なくとも5年分以上)。基本に立ち返り、各事例企業=お客様に対して、通常のコンサルティングをやってみます。そのねらいは以下の3点です。
- 本番でも書ける現実的な答案を作成する
- 上記答案を作成するための自分なりのプロセスを確立する
- 上記プロセスを早く正確にこなす訓練をする
特にプロセスの要となる「問題要求の把握+知識想起」については丁寧に取り組みます。
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