今後の株価・為替の見通し(探究!エミンチャンネル 11/30)

【結論】今年はサンタラリーはないんじゃないか。

S&P500

  • メガホンパターンが形成されている
  • 200日移動平均線に跳ね返され、ここから調整が入る可能性が高いように見える

ダウ

  • メガホンパターンから抜けていて通常ならかなり強気だが、これは他の大きい指数で確認されていない
  • ダウは30しか銘柄がないので、米国全体を見るにはS&P500のほうがよい
  • ダウは時価総額で加重平均されていないので、株価が大きい企業の株価につられて上がりやすい
  • よって、メガホンパターンから抜けているのはだましに見える
  • 8月の高値に跳ね返されている状況
  • 昨年は10月から上昇トレンドが始まり、3か月で10%上昇、年末に高値を付けている
  • 今年も時期は同じだが、20%上昇で急ピッチすぎる
  • RSIで見ても、8月の高値と同じ買われすぎ水準に来ている

原油価格

  • 2022年の上昇分をすべて吐き出し、元に戻っている
  • 世界的な景気減速、特に中国のゼロコロナ政策の影響が大きい
  • おそらく60ドル台まで下がる

エネルギー関連ETFと原油価格

  • ファンダメンタルなダイバージェンスが起きている
  • 今年8月までほぼ同じ動きだったが、そこから乖離している
  • インフレが収まらないというトレードである
  • インフレトレードがダウを押し上げている
  • エネルギー関連ETFはかなりいきすぎていて、ファンダメンタルから乖離している

2018年との共通点

  • 通常なら年末にかけて上昇するが、サンタラリーはもうやってしまったので年末の上昇は厳しい
  • よくて今の水準・レンジで動く、悪くて2018年パターンになる
  • 日中の雪解けと思われた直後、物別れ
  • 2018年同様、利上げ・引き締めの最中

ハンセン指数

  • 直近、ゼロコロナ解除を期待して上昇
  • 今はデモの第1段階で地元の幹部に謝らせて、収まらなければ全力でデモを潰しにくる

日経平均

  • 50日移動平均線にかかっているところだが、堅調
  • 一気に円が10円以上動いたにも関わらず健闘している
  • IMFのGDP成長見通しは、日本が1.6%でダントツで高い
  • 日本が緩和を続けた結果、設備投資が伸びていることが影響している可能性あり
  • インフレ手当は平均5万円で、出している企業は1/4
  • 今までインフレの懸念がなかったから緩和し放題だったが、今後はどうなるか

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