今後の株価・為替の見通し(探究!エミンチャンネル 12/14)

エミン師匠、いつも貴重なお話ありがとうございます。

  • 過去7回のFOMCのうち、5回はFOMC後に反発している
  • 株価が下落した6月はCPIが強くインフレが加速していた時期
  • FOMCに向かってヘッジに売られていた
  • 普通のセオリーどおりに行けば、終わったら上がると考えるのが普通
  • S&Pに比べてダウのほうが今年は圧倒的にパフォーマンスが良い
  • 理由の1つは、インフレトレード
  • S&Pはより広いマーケット、ダウだとエネルギー関連でインフレトレードに寄っている
  • エネルギー関連ETF(ヴァンガード)と原油は7月まで同期していたが、それ以降乖離。ただ、この乖離の穴はふさがるはず。つまりエネルギー関連に売りが入る
  • エネルギー関連ETFとダウの関係をみると、今年の5月から動きが似ている
  • 原油に合わせてエネルギー関連が大きく崩れるようなら、ダウが大きく売られる
  • カウンターシナリオは2つあって、1つは中国がリオープニングして需要が回復する期待があること、もう1つは欧州でエネルギーの備蓄がなくなる懸念
  • ただ、もしエネルギー関連が上昇するならインフレ圧力となるため、どちらにしても株価にとって良いシナリオではない
  • FF金利は平均で5.4%であり、今夜0.5%上昇して4.5%になったとしてもまだ低い
  • ポイントは直近の金利の上げ方で、かなり急な上げ方は過去にない
  • ここまで利上げすることを、誰も予想していなかった
  • 今後何の指標を見ればよいかというと、国内フィナンシャルコンディションインデックス(NFCI)
  • 0より上にいくと、フィナンシャルコンディションはより引き締め方向に動いている(借りにくくなっている)ことを示す
  • 2021年のフィナンシャルコンディションは非常に緩和的で、お金を借りやすかった
  • FOMCの利上げからフィナンシャルコンディションが急上昇、引き締め方向に動いた
  • インフレを作っているのは需要なので、需要を殺さないといけない
  • 7月以降にフィナンシャルコンディションが下がったのは、株高(資産高)によるもの
  • これを潰すために、8月にパウエルがかなり厳しい発言をして引き締め方向に動いた
  • その後株価が上昇したため、フィナンシャルコンディションが再度上昇し、金利上昇が台無しになった
  • 結論として、今回もパウエルがタカ派的に厳しい発言をするのではないか
  • 最終的に、リーマンショック時と同じ5.25%まで上昇すると思っている
  • 過去の動向をみる限り、コアCPIがFF金利を下回らない限りは、利上げをストップしない

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