エミン先生、いつも貴重なお話ありがとうございます。
ガソリン・食料品のインフレ状況
- 2/14のCPIが強いと、マーケットの方向性が変わる
- ガソリン価格は12月末に底打ちし、10%上昇
- 食料品は8月から下落傾向だが、下げ方が緩やか
- インフレを止めるのは難しい
銅価格とインフレの関係
- 銅価格はインフレを先行している
- 銅は去年の夏以降、上昇トレンドに入った
- 金融環境の緩和が、株高とコモディティ高につながっている
- インフレの下落が止まる可能性あり
木材価格
- 木材価格はコロナ前の水準に戻っている
- 木材は住宅に使われる、住宅セクターは金融と大きな関係がある
- 今年に入って木材価格が上昇
- 利下げ期待から住宅セクターは上昇に転じているのが原因
- これは、FRBにとって最悪のシナリオ
米CPI
- 60~70年代は、3つの波ができている
- 第1波、第2波はインフレ退治に失敗
- パウエルのタカ派発言が弱まっている
- FRBの政策が中途半端だから、インフレが再燃している
- タカ派に動けなかったもう1つの理由が債務上限問題ではないか
米10年金利
- パウエルの弱腰に相場は気づいていて、金利が若干上昇
- 利下げ期待で金利が下がっていた
S&P500
- S&P500はトレンドラインを超えて上昇
- テクニカル的にはかなり強いセットアップ
- このブレークアウトが失敗したら相当下がる
- 雇用統計は予想より強かった
- インフレが上昇しなくても高止まりする
- 今年の利下げ期待がなくなる
- 雇用統計後に複数回の利上げがあることを市場が織り込み始めた
- RSIが8月以降の買われすぎの水準
- 企業の決算が悪い中、株が上がっている理由は利下げ期待しかない
- 2~3月中に緩和期待が剥がれてくるはず
ドル円
- 200DMAを意識していて、これを割った時点で円高方向と判断
- ここ2ヶ月はレンジで動いている
- 先週の動きも50DMAに跳ね返されている
- 大きいトレンドでいうと、200DMAを突破しない限り上昇トレンドへの転換は難しい
- リスクオフになると円高にふれやすい
- 米10年金利が上がってきているから、日銀の政策が緩和的だと市場が判断すれば、200DMAを突破する可能性がある
- 日本の引き締めの可能性はある
- 日銀は実質政府の機関で、政府の意向を受けざるをえない
- 日本のコアCPIが5%を超える可能性がある
- 3月は125円台まで下がると思うが、200DMAをきちんと見たほうがよい
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