津田方式(2次答案作成プロセス)

TACの2次答案作成プロセス講義を受講し終わりました。感想は・・

めっちゃ良かった!!

TAC名古屋校の津田先生が作成されていて、本科生などの通常講義とは別に提供しているオプション講義で、料金は3万円です。昨年は2万円くらいだったのでだいぶ値上がりしましたが、昨年までの料金が安すぎたということですね。

内容は、いわゆる「TACメソッド」という、とてつもなく抽象的な2次試験の精神論みたいな講義を、具体的なやり方に落とし込んだものです。私はこれまでTACメソッドの講義を何度も聞きましたが、「だからなに?」「本番でどうしたらいいの?」という疑問しか湧かず、これだからTACは使えないんだよなぁと内心思っていましたが、津田先生の講義を受けて目から鱗が落ちました。

津田方式の目的は明快で、一貫していました。

安定した品質の解答を作成するための、再現性の高い解答プロセスを習得する

大まかなプロセスでいうと、目新しい画期的なやり方を採用しているわけではありません。「設問分析→対応づけ→編集」という基本的な作業については何も変わりません。ただ、作業としてやるべきことを詳細化し、分刻みでめちゃめちゃ細かく落とし込んでいて、先生が実際に解いた問題用紙を提示して、設問文への書き込みとか、与件での線の引き方までわかります。

で、なぜ私の目から鱗が落ちちゃったのかというと、このやり方で解けば確かに先生が書かれた目標答案が出来上がるよね、と腑に落ちたからです。目標答案自体は、受験生が実際に取った80点とか90点レベルの再現答案、野球でいえばホームランを打ったような答案には敵わないかもしれません。でも、津田方式が目指すところは毎回ホームランを打つという博打のようなことではありません。毎回手堅くヒットを打つやり方です。毎回ヒットを打てれば十分合格できるし、私が見た限りでは津田先生の目標答案は70~80点は超えていそうな答案でした。好みの問題かもしれませんが、TACが公表している過去問の模範答案なんかよりも全然好きです。津田方式でやれば実際にこういう答案が再現できそう、と納得できるし、その答案自体の素点も高そう、ということで、私はすっかり津田信者になったというわけです。

これまで私が体験した中でいうと、受験予備校の1つであるMMCが開発した、MMC方式というのもありました。MMC方式は、あらかじめ盛り込むべき型(フレームワーク)やキーワードを決めておいて、それをそのまま当てはめる、という方式です。これはこれで、初学者には非常に有効なやり方だと思っています。難しくても頭が真っ白で何も書けない、ということはなくなるし、安定した解答を作れます。ただ、近年難化している問題要求に対する対抗策としては弱く、特に変化球にはめっぽう弱いやり方だと思います。

そんなわけで、津田方式を過去問に適用してアウトプットする練習を積み重ねて、津田方式を自分のものにしていきたいと思っています。

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