エミン・ユルマズの未来観測(1/21)まとめ

以下の記事のサマリ+補足です。

インフレは10年続く? 「3つの波」の可能性 エミン・ユルマズの未来観測
日本経済新聞

FRBのジレンマ

  • ジレンマとは、インフレ発生→金利上げる→リセッション発生→金利下げる→インフレ発生→・・というコンフリクトのこと
  • ハードリセッションになるか、マイルドリセッションで済むかは、FRBが早めに緩和できるかどうかで決まる
  • リーマン・ショック後のリセッションが長引いたのは緩和が遅れたから
  • 早期緩和が逆にインフレを招くため、早期緩和は望めない

リセッションの兆候

  • 一部の耐久消費財の需要が失速
  • パソコンやスマホの販売減→半導体の新規受注は失速
  • 自動車も遠からず新規受注が失速する
  • 住宅販売の冷え込みが、幅広いセクターに悪影響を及ぼす
  • 米国企業業績の下方修正ラッシュが訪れる

今後の見通し

  • 23年の4~6月期にリセッション入り
  • リセッションの影響はまだ株価に織り込まれていない
  • 1970年代のようなハードリセッション・インフレの長期化もあり得る

【参考】$SPX current cycle vs. 1973-74 cycle

↓補足ですが、SP500は1974年3月から200日にわたり40%下落しました。これを今のサイクルにそのまま当てはめると、2023年8月にSP500は2,383ドルになることになります。エミン先生が以前おっしゃっていた直近高値の半値2,400ドルと一致します。

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